MaydayArt

Shusuke Inaba's Blog

mercari

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Peppa Pigのグッズってあるんだよと、Peppa Pigが好きな親戚に教えてあげた。
メルカリにいろいろあるよ、ほらこんなのとか、これもかわいいねって。

そうしてたら、買ってみることになって。
Peppa Pigのご家族が木製クリップになってるもので、送料込みで699円。
メルカリに会員登録はしてあったので、名前、住所、支払い方法を入力して終わり。

メルカリではじめての買い物です。
親戚にプレゼントするのだとは思うけれど。

今、台風が来ています。風も強くなってきました。
普段でもこの時間には自宅にいるのに、台風が来ていると自宅待機しているような、備える気持ちになるからか、
たべっ子どうぶつ(お菓子)を買って帰ってきています。明日は普通に晴れるというのに。

風が強くなってきました。
さ、コーヒーでもして、たべっ子どうぶつを食べます。
ブタはあるかな。

今日もありがとうございます。
どうかあなたに健康と幸福がありますように。


檸檬 7

 どこをどう歩いたのだろう、私が最後に立ったのは丸善の前だった。平常あんなに避けていた丸善がそのときの私にはやすやすと入れるように思えた。
「今日はひとつ入ってみてやろう」そして私はずかずか入って行った。
 しかしどうしたことだろう、私の心を充たしていた幸福な感情はだんだん逃げていった。香水の壜にも煙管にも私の心はのしかかってはゆかなかった。憂鬱が立てこめて来る、私は歩き廻った疲労が出て来たのだと思った。
 私は画本の棚の前へ行ってみた。画集の重たいのを取り出すのさえ常に増して力が要るな!と思った。しかし私は一冊ずつ抜き出してはみる、そして開けてはみるのだが、克明にはぐってゆく気持ちはさらに湧いて来ない。
 しかも呪われたことにはまた次の一冊を引き出して来る。それも同じことだ。それでいて一度バラバラとやってみなくては気が済まないのだ。それ以上はたまらなくなってそこへ置いてしまう。以前の位置へ戻すことさえできない。私は幾度もそれをくり返した。
 とうとうおしまいには日ごろから大好きだったアングルのだいだい色の重い本まで、なおいっそうのたえがたさのために置いてしまった。――――なんという呪われたことだ。手の筋肉に疲労が残っている。私は憂鬱になってしまって、自分が抜いたまま積み重ねた本の群を眺めていた。
 以前にはあんなに私をひきつけた画本がどうしたことだろう。一枚一枚に眼をさらし終わって後、さてあまりに尋常な周囲を見廻すときのあの変にそぐわない気持ちを、私は以前には好んで味わっていたものであった。
・・・・・
「あ、そうだそうだ」そのとき私はたもとの中の檸檬を憶い出した。本の色彩をゴチャゴチャに積みあげて、一度この檸檬で試してみたら。
「そうだ」
 私にはまた先ほどの軽やかな昂奮が帰って来た。私は手当たり次第に積みあげ、またあわただしくつぶし、またあわただしく築きあげた。新しく引き抜いてつけ加えたり、取り去ったりした。奇怪な幻想的な城が、そのたびに赤くなったり青くなったりした。

 

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