MaydayArt

Shusuke Inaba's Blog

今日のダーリン

今日のダーリン

糸井重里さんの会社、株式会社ほぼ日。
この会社のコンテンツに、ほぼ日刊イトイ新聞があって、
今日のダーリン、というのは、
そこに毎日書かれている糸井重里さんのエッセイのタイトルです。
今日のダーリンは、昨日の分までは読めるのですが、
それより前のは読めません、たぶん。
とてもさらっと読めて、ふわっとした残り香がいい、
文体というのか、語尾も日によって違うような。
それでもいい、それがいいので書き写してみます。

もう、すぐに「ほぼ日手帳2019」の発売日です。
毎年のことですが、緊張感があります。
やれることはやったぜ、とも言えるのですが、
ちょっとこう、晴れ舞台に立つようなわくわく感と、
想定外のことがなければいいがという不安感があります。
さらに9月のなかばになると、大阪うめだ阪急での
「生活のたのしみ展 出張巡回展」がありますから、
そってで忙しく動きまわっているチームもあって、
どっちも互いに視野に入れながら、はたらいています。
そして、言うまでもありませんが、
「ほぼ日手帳」と「生活のたのしみ展」だけが、
「ほぼ日」の仕事ではありませんから、
他のメンバーも、それぞれにがんばっています。
それでも、です。
「ほぼ日手帳」のスタートの日というのは特別なんです。
ほくも、わけもなく、「みんな元気か?」とか思います。
スポーツ選手の開幕前みたいな感じなのかもしれません。
いつのまにか、「ほぼ日手帳」というものが、
世界中に届けるメッセージみたいになっていたのかも。
ぼくがフリーのコピーライターとして原稿を書いたり、
アイディアを考えていたときには、
こういう船出する前みたいな感覚はなかったなあ。
「ほぼ日って手帳の会社ですよね」とか言われると、
ちょっと心外ですとか思っていた時期もありました。
知っている人は知っているけれど、
「手帳の会社」という枠で片付けられたくないというか、
他にも、おもしろいこといっぱいやってるんです、と、
懸命に説明したいような気持になっていたんですよね。
だけど、ここ数年かなぁ、「手帳の会社」という言い方、
それはそれで、りっぱにぼくらを表していると、
それだけのことを知っててもらえているだけで、
十分にぼくらの価値を認めてもらえている、と、
心底思えるようになったのでした。
それ以上のことで知られたいと思ったら、
そっちもしっかりがんばればいい、手帳のように。
「ほぼ日手帳」って、お客さんを誇れる手帳ですからね。
他のどのプロジェクトもそう言えるようになりたいです。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
たいくつしている時間がないというのは、良し悪しかなぁ。

※ほぼ日刊イトイ新聞 今日のダーリンより

最後の一行がいいですよね。
ちなみに、昨日はこうでした。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
いまのじぶんは「いい気になりにくい」のが弱点だと思う。

ほぼ日手帳を、――――というか手帳自体を、使っていないのですが、
ほぼ日手帳は知っています。
ほぼ日刊イトイ新聞上でも、いろんなことをされているので、
手帳の会社と、もう思ってる人は少ないのではと思います。
ほぼ日も、なにをしても、
ほぼ日がやることならば応援します、というファンがいる、
魅力的な会社ですね。

今日も、「MaydayArt」に来てくれてありがとうございます。
スロージョギングだけでは足りないような、、、筋トレも加えようかな。

どうかあなたに健康と幸福がありますように。


みにくいアヒルの子 3

「でも、まあ、も少しの間ここで温めていようと思いますよ」
 と、母親は言いました。
「こんなにもう今まで長く温めたんですから、も少し我慢するのは何でもありません」
「そんならご勝手に」
 そう言いすてて年寄のアヒルは行ってしまいました。
 とうとう、そのうち大きい卵が割れてきました。そして、
「ピーピー」
 と鳴きながら、雛鳥がはいだしてきました。それはばかに大きくて、ぶきりょうでした。母鳥はじっとその子を見つめていましたが、突然、
「まあこの子の大きいこと! そしてほかの子とちっとも似てないじゃないか! こりゃあ、ひょっとすると七面鳥かもしれないよ。でも、水に入れる段になりゃ、すぐみわけがつくからかまやしない」
 と、ひとりごとを言いました。
あくる日もいいお天気で、お日様が青いごぼうの葉にきらきらさしてきました。そこで母鳥は子供たちをぞろぞろ水際に連れて来て、ポシャンと跳び込みました。そして、グワッ、グワッと鳴いてみせました。すると小さい者たちも真似して次々に跳び込むのでした。みんないったん水の中に頭がかくれましたが、見る間にまた出て来ます。そしていかにもやすやすと脚の下に水をかき分けて、見事に泳ぎまわるのでした。そしてあのぶきりょうな子アヒルもみんなと一緒に水に入り、一緒に泳いでいました。
「ああ、やっぱり七面鳥じゃなかったんだ」
と、母親は言いました。

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