MaydayArt

Shusuke Inaba's Blog

ピカチュウ

創造的な事をする – 浄化 第24話

今日は、この記事の自己浄化にチャレンジ。
記憶だけでアニメキャラクターを書いてみよう!!

ジャーン!――――iPadで描いてみました。

今日もありがとうございます。
どうかあなたに健康と幸福がありますように。


檸檬 2

第一に安静。がらんとした旅館の一室。清浄な蒲団。匂いのいい蚊帳とのりのよくきいた浴衣。そこで一月ほど何も思わず横になりたい。ねがわくはここがいつの間にかその市になっているのだったら。――――錯覚がようやく成功しはじめると私はそれからそれへ想像の絵具を塗りつけてゆく。なんのことはない、私の錯覚と壊れかかった街との二重写しである。そして私はその中に現実の私自身を見失うのを楽しんだ。
 私はまたあの花火というやつが好きになった。花火そのものは第二段として、あの安っぽい絵具で赤や紫や黄や青や、さまざまの縞模様をもった花火の束、中山寺の星下り、花合戦、枯れすすき。それから鼠花火というのはひとつずつ輪になっていて箱に詰めてある。そんなものが変に私の心をそそった。
 それからまた、びいどろという色ガラスで鯛や花を打ち出してあるおはじきが好きになったし、南京玉が好きになった。またそれを嘗めてみるのが私にとってなんともいえない享楽だったのだ。あのびいどろの味ほどかすかな涼しい味があるものか。私は幼いときよくそれを口に入れては父母に叱られたものだが、その幼児のあまい記憶が大きくなって落ちぶれた私に蘇えってくるせいだろうか、まったくあの味にはかすかな爽やかななんとなく詩美と言ったような味覚が漂って来る。

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